はじまりは自分の子供達に安心で安全なお米を食べさせたい、
という思いからでした。
山﨑一家二代目三男坊、有機無農薬の朝日米・雄町米で日本一を目指す。
水害にも負けず、ここまでつなげてきました。
山﨑農園のロゴは「千社札」をイメージしています。古来より名刺がわりにも使われていた千社札。頑固な米職人のこだわりをお米にこめてしっかりお届けしたい気持ちをあらわしています。
有機無農薬は正直、面倒です。
普通の農家は選びません。
ただ私は昔から変わりものと言われてきました。
やるならとことん。
朝日米・雄町米は品種改良されていない、原点に近い米。
米に惚れ込み、この美味しさを全国の方にお伝えしたい。
その使命を感じています。
農家は「毎年1年生」
改善、変化、進化を繰りかえす
トラクター、田植え機、除草機などの機械のメンテナンスは春の大事な作業です。有機無農薬栽培では他の農家さんではされない作業がたくさんあります。もちろん、除草剤は使いません。春の雑草(ヘヤリーベッチやレンゲ他)を草刈りして肥料にします。元肥は熟成した鶏糞を主体に品種によって量を変えています。
苗づくりは湯温消毒から始まります。お湯を使って、種を消毒します。もちろん、ここでも農薬は使いません。次に種を約6日間冷水に入れます。そしてうすく種をまき、スプリンクラーを使った路地育苗を約30日間行います。その間、1枚1枚液肥を散布します。最後は苗踏み。苗がたくましく育つよう心をこめて。
*除草=田んぼの草取り
さあ、田植えです。品種によって、株数を変えます。
同時に、菜種の元肥を散布します。
除草対策は、水管理が1番ですが除草機も用い、同時に追肥も行います。水漏れや追肥の時期、稲の状態を見るため、毎日、毎日、田んぼを観察してまわり、五感を働かせて農作業を行います。お米を大粒にするため暑いお盆の時期に追肥をします。最後の仕上げは、人の手で草取りと溝切りをします。
新しい栽培方法や除草方法など美味しいお米を作るために、全国各地で行われる研修会にも積極的に参加しています。
コンバイン、籾摺りなどの機械のメンテナンスは稲刈り前の大事な作業です。稲刈りの適期を決めるため、田んぼを毎日観察。収穫時期を通常より約1週間遅らせて熟成を伸ばし、品質の低下が出ないぎりぎりまで待ち、成熟したお米を収穫しています。
そして、いよいよ稲刈り。収穫の喜びを感じる時です。刈り取った稲はゆっくり低温で時間をかけて乾燥し、優しく籾がらを取ります。草の実や石や異物を機械を使い選別するもの大切な作業です。
冬の間に、土づくり。自家製のもみ殻たい肥を散布します。排水のために溝を切り、水漏れ対策のために、畔や水路の補修。
倉庫や作業場のメンテナンスも冬場の大事な作業です。春までの間、少しでも時間が空けばまた勉強のために全国を飛び回っています。農家は毎年1年性。
その言葉を常にわすれず、また春を待ちます。
会社名 | 庄地区無農薬研究会 山﨑農園 |
---|---|
代表者名 | 山﨑 正人 |
所在地 | 〒701-0112 岡山県倉敷市下庄466−5 |
設立 | 1996年 |
事業内容 | 有機米・特別栽培米の生産、卸販売 |
耕作面積 | 約17.4ha(2019年現在) |
生産量 | 約78t(1,300俵)(2019年現在) |